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天神の渡辺通り沿い、BiVi福岡の向かいにあるビルの10階に、たくみ法律事務所はあります。
江藤豊史先生はそこで働く弁護士の一人。ニコニコとした笑顔と優しい口調が印象的な江藤先生に、弁護士としてのやりがいや趣味についてお話を伺いました。
弁護士法人 たくみ法律事務所 弁護士 江藤豊史先生
2006年佐賀大学経済学部卒業。2015年司法試験予備試験合格、2016年司法試験合格、2017年司法修習終了、弁護士登録(福岡県弁護士会)。同年12月、たくみ法律事務所入所。おもな取り扱い分野は、交通事故と物流会社の企業法務。趣味・特技は、野球と麻雀。
“ジーパンをはいた検事”に憧れて、法律の世界へ
——弁護士を目指したきっかけを教えてください。
もともとは、塾の先生になりたかったんです。ですから、大学を卒業後は、中高生を対象とした塾の講師をしていました。でも、その頃にジーパンをはいて正義を語る人のドラマ(木村拓哉さん主演の『HERO』)を見て、「かっこいい!」と思ってしまって(笑)。それが、法律の世界を目指したきっかけですね。そこから本格的に法律の勉強を始めました。
——その後は、すぐ弁護士になったんですか?
いえ、その後もいくつか仕事を変えています。塾講師をしながら法律の勉強をして、25歳のときに行政書士に合格。それを機に、佐世保にある公務員専門学校に転職して、法律を教える講師になりました。
この専門学校の仕事が楽しくて、「ずっとこの仕事でもいいかな」と思い始めた頃に、生徒から「先生、公務員試験受けたことあるんですか?」と言われてしまって(笑)。確かに「自分で受けたこともないのに、公務員専門学校で教えているのも……」と思って、福岡地方裁判所の裁判所事務官の試験を受けてみることにしました。
筆記試験は無事に合格しましたが、裁判所事務官の仕事って、事務仕事ばかりかと思っていたので、最初はそこまで興味がなかったんです。
でも、面接などを通して、裁判に列席して重要なことを筆記したり、案件によっては来所された方にどんな手続きがあるかを説明したりと、思ったよりずっと法律に関わる仕事であることがわかってきました。「おもしろそうだな」と思うようになったときに面接にも合格したので、裁判所事務官として働くことにしました。
——裁判所では、長く働いていたのですか?
「ずっと裁判所の事務官でもいいかな」と思っていたのですが、25歳から受けていた司法試験の予備試験に、裁判所事務官になった年に合格しまして。翌年に司法試験にも受かったので、司法修習に行くまでの2年弱、裁判所で働かせていただきました。
——検事を目指して司法試験を受けたとのお話でしたが、なぜ弁護士になることを選んだのですか?
理由の一つは、いろいろな法律を勉強していくうちに、民法や商法などの法律もおもしろいなと思うようになったからですね。検事は、どうしても刑事事件になりますから。
もう一つは、司法修習のときにお世話になった弁護士の先生が、依頼者と非常にしっかりした信頼関係を築いてお仕事されている方だったから。その姿が素敵だったので「私も弁護士になりたい」と思うようになりました。
もちろん、検察官や裁判官も、関係者の方々と信頼を築いて仕事をされているのですが、弁護士だからこそ密に関わりやすいのではないかと感じました。ですから、弁護士になったのは、検事を目指すのをやめたというよりは、「弁護士になりたい」という気持ちが強くなったからですね。
野球と麻雀に夢中になった学生時代
——学生時代に打ち込んでいたことはありますか?
野球です。小学2年生から高校卒業まで、ずっとやっていました。だから、ずっと坊主頭でしたよ。
——大学では、野球部には入らなかったのですか?
高校3年生の頃に、麻雀に目覚めてしまいまして(笑)。最初は野球部のメンバーと麻雀をしたり、インターネットでオンライン麻雀をしたりしていたのですが、そこからどんどんハマっていきました。それからは、麻雀ばかりやっていましたね。大学を卒業する頃には、麻雀のプロになろうかと考えるほどでした。
——どんなところに麻雀の魅力を感じていますか?
麻雀のおもしろさはいろいろあるのですが、4人で行うので、みんなで麻雀卓を囲んで会話するのが楽しいですね。それに、麻雀は数字的な確率を追うゲームである一方で、自分ではどうにもならない“運”に左右されるところもある。そのあんばいがすごくおもしろいと感じています。人生のように、ままならないところがいいですね(笑)。
忙しくなってあまりできなくなりましたが、今でもときどきは友人としたり、麻雀の大会に出たりもしています。
——今は、野球はしていないのですか?
弁護士会の野球部に入っています。各県の弁護士会で、全国大会まであるような大会が開催されるので、全国目指して週に1回、練習をがんばっています。
裁判所にも野球チームがあって、事務官時代から野球はまたやり始めていました。その頃から弁護士会チームと対戦することがあったのですが、弁護士会の野球部って強いんですよ。「いつかあのチームに入りたいな」と憧れていたので、弁護士になったらすぐに入りました。練習が、いいストレス解消になっています。
依頼者に寄り添い、不安を解消できるような対応を
——先生が、依頼を受けるうえで大事にしていることは何ですか?
私のおもな担当案件は、交通事故と企業法務です。中でも交通事故は、被害者専門で担当しています。そのため、相談に来られる方は、ケガをしていたり状況が悪かったりと、かなり不安になっていることが多いんです。ですから、まずは、不安に思っていることを全部話していただきます。そのうえで、どのように進めていくのがいいのかをアドバイスして、その方の不安をできるだけ解消できるように心掛けています。
また、事故の相手方に対しては、簡単には妥協しない姿勢で対応しています。私たちは、交通事故案件に関しては、「福岡一、日本一になるんだ!」という心持ちで受けていますので、どこが相手でもしっかり対応させていただいています。
——印象に残っている相談や裁判を教えてください。
狭い道で離合(すれ違い)した際に起こった事故のご相談です。依頼者は、前方から車が来るのを見て、できるかぎり左に寄って止まっていたのに、対向車はスピードを落とすこともなく突っ込んできて、事故になってしまったというものでした。依頼者はできるだけのことをしたにもかかわらず、相手は「お互いさま」という主張。
しかも、自分の保険会社からも「離合事故はお互いさまだから、5対5が基本です」と取り合ってもらえなかったそうです。依頼者は、「私はできるだけのことをしたのに……と思うのは、私がおかしいのだろうか」とかなり悩んでおられました。
お話を伺って、私も「それでお互いさまなのはおかしい」と思ったので、刑事記録などを取り寄せて調べたんです。すると、相手がセンターラインをオーバーしているような状況だった。その点を主張して、依頼者の過失を減らすことができました。
一番うれしかったのは、案件終了後に書いていただいたアンケートで、依頼者から「個人的な感情を含め、江藤先生がていねいに対応してくださり、心が救われました。やっぱり私は悪くなかったんだということがわかり、ほっとしています」と書いていただいたこと。
自分が弁護士として目指していた“不安を取り除く”、“被害者の話をしっかり聞いてあげる”といった点に対して「ありがとう」と言っていただけたのが、本当にうれしかったですね。
敷居はなし! 気軽に相談できる弁護士事務所を目指して
——ご自身は、これからどのような弁護士になりたいですか?
依頼者と同じ視点に立ち、より信頼される弁護士になりたいと思っています。そのためには、これからもいろいろなことを勉強していかないといけないですね。
——たくみ法律事務所はどのような弁護士事務所ですか?
“弁護士事務所”というと、敷居が高いと感じてしまう方も多いと思いますが、弊所は敷居がないに等しい事務所です。どの先生も威圧感がなく、優しい方が多いですし、事務員のみなさんも、来所される方々が過ごしやすいように気を配ってくれています。
事務所全体が「依頼者のために」という姿勢で取り組んでいるのを感じますね。「満足を超えた“感動”を提供しよう」というのが弊所の合言葉。どうぞ、安心してご相談ください。
——最後に、弁護士に相談することにハードルを感じている方へメッセージをお願いします。
弁護士に相談したいときは、何かお悩みや不安があるときだと思います。弁護士も一人の人間なので、みなさんと同じように不安に思うこともあります。
ですから、まずは、不安や悩みがあれば気軽に話していただいて、その不安を私たちにも共有させてください。弊所は、交通事故に関しては「一番だ」というプライドをもって取り組んでいますので、安心できるアドバイスをさせていただきたいと思っています。
また、「どうしようかな」と悩んでいる時間が長いと、その間に状況が悪化することもありますし、何よりも悩んでいるご自身がつらいと思うんです。悩む時間は短い方がいい。早い段階でご相談いただくだけでも、不安がだいぶ解消できると思います。
本当に弊所は敷居がない事務所です(笑)。ホームページにも動画を上げていたり、趣味のことを語っていたりするページもありますので、それらをぜひ見ていただいて、身近に感じてご相談いただけたらうれしいですね。
弁護士法人 たくみ法律事務所
公式HPはこちら
<取扱業務一覧>
- 交通事故(示談交渉、民事損害賠償訴訟、刑事被害者参加代理人)
- 債務整理(過払金返還請求の交渉・訴訟、任意整理、自己破産、個人再生)
- 離婚
- 遺言書作成、相続関連全般
- 企業法務(全般)
- 企業再生、分割、M&A
- その他一般民事における交渉・訴訟事件等
- 刑事事件
など