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2020.11.16
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野球少年から弁護士へ。スポーツ選手代理人としても活躍する法律家。レイ法律事務所

レイ法律事務所 山本 健太先生

愛知県岡崎市出身。父の転勤に伴い大阪府堺市、広島県広島市、愛知県名古屋市に住んでいた経験がある。第二東京弁護士会所属。東京都立戸山高等学校卒業後、立教大学法学部法学科、中央大学法科大学院を経て司法試験に合格。日本プロ野球選手会公認選手代理人の資格を有し、ハラスメントや体罰といったスポーツ関係法務も担当。また、現在(2020年11月)、一般社団法人全日本シニア体操クラブ連盟の常務理事や、スポーツ団体に対する第三者チェック機関である一般社団法人日本スポーツチームアセスメント協会「JSTAA(ジェスター)」の理事としてスポーツ業界で活躍
ゲスト解説として情報テレビ番組に出演したり、メディア出演も多数。

——まずは、弁護士になったきっかけから教えてください。

弁護士を目指すきっかけは、野球選手の代理人として活躍したいと思ったからでした。小学校3年生から野球を始めて、高校3年生の夏まで野球漬けの人生を送っていたんです。多くの野球少年は、高校3年生の夏の大会を終えたら、今後の進路について考えることになります。まさに私もそうでしたね。

ちょうどその時期、ずっと憧れていた松坂大輔選手がメジャーリーグに挑戦すると世間を騒がせていました。私が注目したのは、選手と球団の間に入り契約内容を交渉する「代理人」スコット・ボラス氏の存在。スポーツエージェントとも呼ばれる彼の職業は、主にプロスポーツ選手の代わりにチームと入団条件や契約金、年棒などの交渉を行うというもの。

野球が好きだった私は、「こうした関わり方もあるんだ」と代理人を目指すことにしたんです。調べてみると、日本でプロ野球選手の代理人になる場合、基本的に弁護士しかなれなかった。じゃあ、「まずは弁護士になろう」と今に至るわけです。

——現在は、どういった依頼や相談が多いですか?

スポーツ関係法務や学校内の部活動トラブル、不祥事対応などさまざまです。最近では、スポーツ大会・イベント運営に関するアドバイザーやスポーツ選手・指導者、スポーツ団体へのハラスメント研修、YouTuberの方からのご相談をお受けすることもあります。

——今までで一番印象に残っている相談や裁判を教えてください。

いろいろありますが、体操協会におけるパワハラ疑惑の件は強く印象に残っています。塚原光男氏、千恵子氏の代理人を務めさせていただき、塚原ご夫妻への厳しい世論が多いなか、最終的に、第三者委員会において、パワハラ行為があったと断定することはできないとの認定まで持っていくことができました。

あとは、自分が初めて主任で受け持った事件も印象に残っています。学校トラブルの案件でしたが、お子様が最後に笑顔で「ありがとうございました」といってくれたんです。そのときの様子は、今でも鮮明に覚えていますね。

——スポーツ代理人としての業務について教えてください。

日本のプロ野球の場合、一般的な契約条項が記載されている統一契約書があります。その契約内容を選手と球団の間に入って交渉するのが主な業務ですね。

野球に限らずスポーツ選手は、できるだけ競技に集中したいもの。契約書の確認や金銭面含め契約内容の交渉などは、ビジネス経験の少ないスポーツ選手にとっては想像以上に負担になりますから。ましてや、チームの母体となる球団や運営会社は契約のプロです。そういった人たちと対等に話をするために、弁護士を間に入れて交渉するのは重要なことなんですよ。

要は契約に不慣れな野球選手の代わりに、相手方と対等に契約交渉を行っていく仕事ですね。

私の場合、サッカー選手・指導者の顧問弁護士としてお仕事をすることもあります。その場合、私自身のメディア出演などの経験を活かし、メディア対応などを行うこともあります。

——学校内のトラブル・いじめに関する相談も多いそうですね。

そうですね。部活動内トラブル、いじめや体罰のご相談もかなり多い印象です。学生同士の部活動トラブル、いじめでは、無視されたりモノを隠されたりといったものから、SNSを利用した現代らしいものまでさまざまです。学校内のトラブルに関して、弁護士に相談するのは大げさと感じる人も少なくないでしょう。しかし、私たちは、トラブルにあったお子様が無理に学校に行かなくても良い環境を整えることを前提に、トラブルを回避するための学校環境を整えるという形で活動させていただくのであり、なにも学校と対立する形で活動するわけではなりません。

いじめに関していえば、「いじめ防止対策推進法」という法律があります。この法律には、いじめの定義や学校がするべき対応などが定められている。私たち弁護士は、訴訟や刑事事件化するためだけに動くのではなく、それ以外にもできることが多くあります。お子さんにとって必要な環境を整えてあげるイメージですね。

——スポーツやいじめに関する相談は、どのタイミングで行えばよいのでしょうか?

悩んだら相談していただいて構いません。事態が悪化してから相談に来られる方が多いのですが、できるだけ早い方がいい。仮に早すぎた場合は、「この状態になってしまったら、もう一回来てください」とも言えますから。

「弁護士に相談=契約」ではありません。弁護士に相談すると聞くと大げさに感じるかもしれませんが、そんなことはありません。悩んだら遠慮せずに相談してください。

弁護士は戦うイメージが強いですが、実際は環境を調整する仕事だと思うんです。

法律のプロである弁護士が、上手くいかない環境に介入して整えていく。だから、訴訟といった大ごとになる前から関わっていくことは自然なことなんですよ。

——やりがいを感じる瞬間はありますか?

依頼者の方から「先生に頼んでよかったです。ありがとうございます」と感謝の言葉をいただくとやりがいを感じます。相談したことで「気持ちがスッキリした」とか「前を向けた」とポジティブな方向に物事が進んでいく様子を見ると、すごく嬉しいですね。

——先生はスポーツを専門分野の一つに置かれていますが、近年勢いをつけているeスポーツの環境はどうお考えでしょうか?

やはりほかのスポーツ同様、チーム内のハラスメント問題が今後浮き彫りになる可能性はありますね。指導者と選手という構図は残りますし、選手同士のハラスメントなども他のスポーツと同様起こりえますから、ハラスメント研修などによる意識向上による未然防止は必須と言えます。

あともう一つ問題があるとすれば、選手の健康面だと思います。オンライン対戦で練習することが多く、夜型の生活になる選手は少なくないようです。

また、練習場所、練習時間、対戦相手などに制限が少ないので、個人練習が無制限で行えるんですよ。だからオーバーワークになりがちなのかなと。運動不足や腱鞘炎などにもなりやすいので、チームのサポートとして生活・健康管理は重要になると思います。

こうした内容を含め、しっかりとした契約を結べると環境はより良くなると思います。プロゲーミングチームを作る場合も気軽にご相談いただければ、きっとお力になれるはずです。

——ここからは少しプライベートな話を聞かせてください。休日は、どのように過ごすことが多いですか?

友人と食事に行ったり旅行をしたりお風呂屋さん巡りをしたりしています。あとはスポーツ観戦ですね。野球はもちろんですが、バスケットボール、体操、サッカーや卓球の大会を見に行くこともあります。スポーツ全般が好きですね。この前は初めてカーリングに挑戦しました。あと最近は、ゴルフを始めましたね。自分で経験しないとわからないことばかりなので、いろんなことに挑戦してみようと思っています。

——最後に、弁護士に相談することにハードルを感じている方へメッセージをお願いします。

先ほども申し上げた通り、悩んだらすぐに相談してほしいですね。悪化してからでは時間やお金もかかります。そして何よりご自身が辛い思いをしてしまいますから。

弁護士は争うだけでなく、場を調整する職業です。そこまで気構えずにお声がけいただけたら嬉しいです。

 

レイ法律事務所

公式HPはこちら

<取扱業務一覧>

  • エンターテインメント・芸能法務
  • YouTuber・クリエイター法務
  • スポーツ・eスポーツ法務
  • 学校トラブル(いじめ・退学・停学処分)
  • LGBT
  • パワハラ・解雇等の労働事件
  • 不倫・離婚等の男女問題

など

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