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2019.10.10
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「近所に住んでいてほしい兄ちゃん的存在」弁護士法人ユア・エースの情に厚い弁護士

正木絢生先生の写真_01

大阪府出身で関西弁が耳に心地よく響く正木先生。元気の良さと飾らない人柄で、「近所に住んでいてほしい兄ちゃん」と言われることも。趣味も多く、それが意外なところで仕事の役に立っているという。

ささいなことでも、友達に相談するような感覚で相談してもらいたい、という正木先生にお話を伺った。

正木絢生先生の写真_05

弁護士法人ユア・エース  正木 絢生先生

第二東京弁護士会所属の弁護士。弁護士法人ユア・エース代表。大阪府出身。趣味はゴルフ、フットサル、ドライブ、映画鑑賞、ショッピング。メディア出演実績も多数。YouTubeの「マサッキー弁護士チャンネル」で定期配信も行っている。

<メディア出演実績>
・フジテレビ『Live News イット!』(2023年9月29日放送)
・bayfm『miracle!!』(2023年8月30日放送)

自分の知識や経験で困っている人を助けたい

正木絢生先生の写真_03

——弁護士を目指したきっかけを教えてください。

小学生くらいから勉強が好きで、「だったら弁護士を目指してみれば?」と親に言われたのがきっかけです。

本格的に目指し始めたのは、高校のとき。中学まではサッカーに打ち込んでいたのですが、高校からは将来を見据えて、勉強に力を入れるようになったんです。

法律を学んでいると、「自分の知識や経験で、困っている人を助けられるかもしれない」と感じることが多く、弁護士になりたいという気持ちも自然と高まっていきましたね。

——他に考えた職業はありましたか?

当時は、教師、作家、ゲームプログラマーとかも考えていましたね。

ゲームプログラマーは、ゲームが好きだったので自分が作れば楽しいかなと。

作家は本好きだったので、何か面白いものが書けるかもしれないという理由ですね。教師は高校時代に友達に勉強を教えていたら「教え方がうまいね」と言われたからです。

——弁護士に向いているなと思ったのは?

論理的に話を組み立てて人を説得するのが得意なので、向いているなと。今思うと、ケンカの仲裁とか恋愛の悩みの相談などもよく引き受けていたので、もともと人の間に入るのが得意なのかもしれません。

法学部に入ってみて、さらに自分の適性を実感しました。

司法試験というと暗記のイメージが強いですが、実際に法学部に入って勉強してみると、暗記よりも自分の頭できちんと考えることが多いんです。自分は暗記があまり得意でなかったけれど、そういう意味で「あ、弁護士は向いているかも」と感じました。

——実際に弁護士になられていかがですか?

思っていた以上に、責任の重さを感じています。基本的に個人のご依頼が多く、お困りの様子を目の当たりにすると、ご依頼者様の人生を背負っているなという実感があります。

もちろん頭ではわかっていましたが、実際にご依頼者様を目の当たりにすると、この仕事の重みを痛感しますね。

ご依頼者様の権利を守るため妥協せずにとことん交渉する

正木絢生先生の写真_04

——ご依頼者様からはどういった相談が多いですか?

債務整理と交通事故をメインで行っている事務所なので、借金問題と交通事故関係、それから最近力を入れているのが離婚問題と消費者トラブルですね。

——今、弁護士として大切にしていることを教えてください。

ご依頼者様の希望を最大限に尊重することです。

弁護士が提供するものは「リーガルサービス」だと思っています。サービスである以上、できるかぎり、ご依頼者様の納得のいく結果を出さなければなりません。

ですので、ご依頼者様がどうしてほしいのか、何を求めて相談に来てくださっているのかをきちんと聞くように心掛けています。

まずお話をしっかり受け止めたうえで、弁護士として法律的にできること、できないことを伝えるようにしています。

——難しさを感じることはありますか?

ご依頼者様の感情的な部分を、どこまで受け止めて解消してあげられるかは正直難しいところです。

私は弁護士にもサービスの精神が必要だと考えています。サービスを提供する立場として、ご依頼者様の意向を汲むことは必要ですが、当然すべてを実現できるわけではありません。

たとえば、交通事故の案件で「加害者に同じ思いをさせたい」という方がいます。でもそれは到底できないことですよね。

ですので「お気持ちはよくわかります。ただ、相手の方にとっても金銭を支払うのは大きな痛みを伴うことなんですよ」とお話ししています。

ご依頼者様の気持ちを受け止めつつも、感情的にならずに、弁護士として冷静に何ができるかを伝えることが大切ですね。

——裁判に臨むうえで、意識されていることはありますか?

粘り強く交渉することですかね。

たとえば交通事故の被害者の方が、加害者側の保険会社に、いわれのない過失を押し付けられてしまうこともあります。そういうときはやはり、被害者の方を守るために、妥協せずにとことん交渉するようにしています。

過去に、沖縄で起きた交通事故の示談交渉をしたことがあったのですが、そのときは何度も現地に足を運びましたね。

その事故は加害者の暴走運転が原因で、被害者の方に非はなかったんですが、相手側が低い慰謝料を提示してきたんです。本当にありえないと感じました。

裁判官にしっかり主張すべきことを主張して、最終的に請求した賠償額をほぼ満額で受け取ることができました。

弁護士として適切な賠償額を勝ち取ることは、世の中から不当な判決をなくすうえでも、大事な役割だと思っています。

——他に印象に残っている裁判はありますか?

ある男性からの離婚の相談が印象に残っています。お子さんの親権を争っていたんですが、最終的に男性側が親権を取ることができました。

一般的には、養育実績などの観点から、親権は母親が取るのがほとんどなんですね。父親が親権を取るケースは1割程度ともいわれています。

それでも親権を取れたのは、やはり調停で私が男性の代わりに主張すべきことをきちんと主張できたからだと思います。

男性はとてもおとなしい方で、自分に非がない離婚であるにもかかわらず、言いたいことがなかなか言えなかったんです。そこで、私がその気持ちを代弁し、粘り強く交渉しました。

弁護士は代理人であり、代理人はご本人が言えないことを代わりに言うのが仕事です。その務めをきちんと果たせたなと思いました。

——調停に行くご依頼者様に、どんなことを伝えていますか?

とにかく「気にしなくていい」ということですね。

一応事前に、尋問を受けたときの練習をするんですけど、いざ本番になると、すんなり答えられないこともあるんですよね。でも、それは皆一緒ですよと。

そういうときに無理して頑張らなくていい、あとはこちらでうまくフォローしますから、ということ伝えて、緊張を和らげるようにしています。

——弁護士を辞めたいと思ったことはありますか?

ないですね!自分のスキル、知識、資格でご依頼者様を助けられているということを日々実感し、大きなやりがいを感じているので、辞めたいと思ったことはありません。

——弁護士をしていてやりがいを感じる瞬間を教えてください。

問題がすべて解決した後に、ご依頼者様から「安心しました!」と涙ながらに感謝されることもあるんです。そんなときは本当にうれしいです。

「近所に住んでいてほしい兄ちゃん」だと言われることも

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——ご自身をどんな性格だと思いますか?

楽観的ですね。プレッシャーにも割と強いです。あとは、仲間で楽しく過ごすのが好きなタイプです。

——ご友人や同僚の方からはどのように言われていますか?

情に厚いと言われることが多いですかね。

何か困ってる友達がいたら、悩みを聞いて一緒に考えてあげるとか。おせっかいと言えば、おせっかいなんですけど。

プライベートでは「本当に弁護士か?」っていうぐらい気さくな印象らしいです。

あと、肝が据わっているせいか、近くにいると安心するみたいで。後輩から「近所に住んでいてほしい兄ちゃん」タイプだと言われたこともあります(笑)。

——ご趣味は?

ゴルフです。もともと父がゴルフ好きだったので、中学・高校ぐらいから多少やってはいたんです。

よくやるようになったのは弁護士になってから。弁護士仲間にはゴルフを楽しむ人が多いのでよく行っています。多いときは月に2、3回行くこともありますね。

行き先は千葉・埼玉が多いでしょうか。実家に帰省したときは家族で行くこともありますよ。

——ドライブもお好きなんですね。

そうですね。服を買うのが好きなので、ショッピングがてらフラッと運転して出かけます。イタリアの服が好きなんです。時計や靴といったファッション小物も好きです。

——他には映画もよく観るそうですね。

洋画も邦画もアニメも何でも観ます。今年は見逃してしまったんですが、『名探偵コナン』が好きですね。ジブリ映画の『天空の城ラピュタ』なども好きです。

——スポーツはフットサルを楽しまれるとか。

高校までサッカーをやっていたので。運動神経がいいスタッフが多い事務所なので、事務所の人間とも試合をやりますよ。他の事務所と事務所対抗でやることもあります。運動関係なら、これから筋トレにもチャレンジしてみたいですね。

——多趣味が仕事に役に立ったことはありますか?

よく買い物に出かけるので、自己破産の手続きをする際に破産される方の資産評価がしやすいということはあります。

物損事故でも、だいたいの修理金額がわかるので、素早い対応につながっていると思います。

何かあったときも「後ろ盾がある」と思ってもらいたい

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——初回のご依頼者様との面談で気をつけていることはありますか?

ご依頼者様にリラックスしていただけるよう、あまりカチッとした服装で応対しないようにしています。ビシッとしたスーツにワイシャツ、ネクタイ、弁護士バッジという格好をしていると、ご依頼者様が言いたいことを言いにくくなってしまいますから。

弁護士バッジはつけないことが多いです。喫茶店など外で相談を受けることもあるので、周囲の方に弁護士と相談していることがわからないように配慮をしています。

——依頼者の反応はいかがですか?

「堅苦しい雰囲気じゃなくて安心しました」と言ってくださいますね。「いい意味で、弁護士らしくなくて良かったです」という声も(笑)。

「先生だから話しちゃいますけど……」と、余計な気を使わずフランクに相談してくださる方が多いのでうれしいですね。

——初めての相談で、うまく話せるか心配な方もいるかと思うのですが……

悩んでいるときは感情的になって当然なんです。

だから、ちゃんと話さなきゃと思う必要はありません。今感じている不安やストレスを吐き出してしまってもいいのかなという遠慮もいりません。

まずは何でも思うことを話してもらうことが大切です。

——どんなときに相談すればよいのでしょうか?

借金でお悩みの方であれば、滞納しているような状況だったらもちろんですが、「来月払えないかもしれないな」「もしかしたら今の状況はまずいんじゃないか」みたいな、漠然とした不安を感じているときでも、大丈夫です。

そこで誰にも相談せずに、ストレスを抱えながら収入のために残業を頑張ってしまう、みたいなことの方がよくないと思うので。

相談してみて、実際に債務整理を依頼しなくても、そういう道もあるんだということがわかれば、気持ち的に楽になりますよね。何かあったときも信頼できる「後ろ盾がある」と思ってもらいたいです。

——最後に、弁護士に相談することにハードルを感じている方へメッセージをお願いします。

弁護士に相談するというより、友達に相談する感覚でお話に来てください。すべての悩みを解決できるわけではありませんが、弁護士として、一人の人間として力になれることはたくさんあると思います。

ささいなことでもいいので、何か人に相談したいなと思うことがあれば、ぜひ一度相談にいらしてください。

弁護士法人ユア・エース

「債務整理」「交通事故」をはじめとした、さまざまな法律問題の解決に取り組んでいます。ただ問題を解決するだけでなく、目の前の相談者様の安心感や満足感を一番に考えることを目指し、使命にしています。専門性に特化したスタッフが、チームを組んで問題解決に取り組んでおり、お一人お一人に合わせた迅速な対応が可能です。

公式HPはこちら

<取扱業務一覧>

  • 債務整理
  • 交通事故
  • 消費者トラブル
  • 離婚トラブル
  • 相続、遺言、後見
  • 労働紛争
  • 債権回収
  • 医療事故

取材・文/樫永真紀 撮影/清水亮一

「近所に住んでいてほしい兄ちゃん的存在」弁護士法人ユア・エースの情に厚い弁護士

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