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2020.08.20
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「少しでも誰かの力になりたい」宮地弁護士の想い。アルタイル法律事務所

私たちは日々、多くのニュースを目の当たりにする。どこか遠くの国で起きたデモや戦争、芸能人の不倫、DVや虐待。聞いているだけで心が痛むものばかりだ。しかし、そういったニュースの多くは、自分にはどうすることもできない問題だ。

悲惨なニュースを見て心を痛めながらも、「自分にはどうすることもできない」と歯がゆい想いをした経験はないだろうか。

そういったなか「少しでも誰かの力になりたい」と弁護士を志した人がいる。弁護士法人アルタイル法律事務所の宮地理子先生だ。

弁護士法人 アルタイル法律事務所 弁護士 宮地理子先生

中央大学法科大学院卒業。第二東京弁護士会所属。2010年から約4年間、沖縄県石垣島にて離島唯一の女性弁護士として八重山ひまわり基金法律事務所の所長を務めた経験を持つ。趣味はスキューバダイビングやシュノーケリングといったマリンスポーツをはじめ、料理やゴルフなど多岐にわたる。

私が弁護士を目指した理由は、人の力になる方法が多様だったからなんです。法廷で争うことはもちろん、和解することもできます。

また、弁護士なら一般的に悪とされ、責められる立場にいる方の味方になってあげられる。そういうある種の自由さにも憧れていました。

——現在、どういった相談や依頼をメインで受けることが多いですか?

交通事故の損害賠償請求や離婚に伴う子どもの親権争い、相続問題などが多いですね。最近は、病院や介護施設といった医療関係の相談も増えています。

私はもともと、大きな会社の企業法務系よりも市民や地域の生活に密着した問題に携わりたいと思っていたので、個人や中小企業の相談を担当することが多いですね。

——印象に残っている相談や裁判を教えてください。

介護施設で働く看護師Aさんが訴えられた「特養あずみの里の刑事事件」です。Aさんが働く介護施設では、おやつの時間に焼き菓子を配っていたんです。そのタイミングで入居者の方に異変が起きて亡くなってしまった。検察側は、死因がドーナッツをのどに詰まらせてしまったことと考え、業務上過失致死の疑いで起訴しました。そして裁判では、有罪判決が出てしまったんです。

しかし、多くの医師がCTの画像を見て、窒息ではなく脳梗塞によるものと主張しているんです。

この裁判は、東京高等裁判所に控訴して,私だけではなくて弁護団を組んで複数の弁護士で対応してきました。依頼者である看護師の無罪を証明するために、全力で対応してきました。

ただでさえ介護業界は、長時間勤務や低賃金などが問題となり、年々人材不足が深刻化しています。この判決が覆らなければ、今以上に介護士や看護師として働くことのリスクが大きくなってしまう。

これでは、今後ますます人材獲得が厳しくなり、介護業界が崩壊するのではないかという危機感も感じていました。

6年にわたる長い戦いでしたが、2020年7月28日、逆転無罪判決が出されました。

依頼者の前向きな言葉が弁護士としてがんばる原動力

——弁護士をしていてやりがいを感じる瞬間を教えてください。

やっぱり、依頼者の方から前向きな言葉を聞けたときですね。依頼者は、深刻な状態の場合がほとんどです。法律的にどういった解決方法があるのか、その方にとってどういった打開策を提案するのがベストなのか。プロとしてできるかぎりのサポートをしたいと思っています。

ただ、私の提案した方法が、依頼者にとって本当にベストな解決策なのかは悩むところも多い。

でも、悩んだり考えたり依頼者と二人三脚でがんばってきたからこそ、「自分の中ですっきりしました」「これからは前に進んでいきたいです」というポジティブな言葉を聞けたときは、弁護士をやっていて本当に良かったなと思う瞬間です。

以前、親権争いをしている女性の弁護を担当したことがありました。離婚後も子どもと一緒に暮らしたいと話すその女性は、懸命な努力により無事に親権を勝ち取ることができました。

裁判終了後に事務所へ挨拶に来られた際、お子さんの手を引いて歩く2人の後ろ姿を見て思わず胸が熱くなりましたね。

依頼者の問題を解決するのはもちろんですが、暗かった表情がパッと明るくなったり、前向きな言葉が聞けたり、人生が良い方向に変わっていく場面に立ちあえるのはやっぱりうれしいですよね。

——弁護士を辞めたいと思ったことはありますか?

弁護士を辞めたいと思ったことはありませんが、のんびり過ごしたいなって思うことはありますね。

だから、依頼者の方と向き合ううえで、私自身が心身ともに充実していることが大切だと思っているので、仕事とプライベートはきちんと切り替えるようしています。

——心身ともに元気でいるために、宮地先生が意識していることはありますか?

ヨガ教室に通って全身の凝りをほぐしたり、弁護士仲間や友人とゴルフをしたり。当たり前のことかもしれませんが、家族や友人、自分の大切な人との時間を楽しく過ごすように意識しています。

プライベートを満喫することが、仕事の楽しさにもつながりますよね。

休日は自然の中で身も心もリフレッシュ

——ここからは、宮地先生のプライベートなお話を聞かせてください。休日はどのように過ごされていますか?

自然が好きで、休日は海で泳いだり星空を眺めたり、自分の好きなことをしてのんびり過ごすことが多いですね。

沖縄県の石垣島に住んでいたときにスキューバダイビングの資格を取ったので、夏場は時間に余裕ができると海に潜ることもあります。

最近は、あえて手間と時間のかかる料理を作ることもありますね。この前は、パエリアを作りました。今までお店でしか食べたことがなかったんですけど、フライパン一つで自宅でも簡単においしく作れるんですね。楽しかったです。

——最後に、弁護士に相談することに対してハードルを感じている方へメッセージをお願いします。

弁護士に相談と聞いたら大ごとのように感じてしまう方が多いと思います。

でも本当は、風邪をひいたときに病院へ行って診察してもらうのと違いはありません。それと同じような感覚で、ひどくなる前、深刻な状況になる前に気軽に相談していただけたらうれしいです。

法律のプロである私たち弁護士が味方となり、皆さんのニーズにお応えできるよう誠心誠意取り組んでいきます。

弁護士法人 アルタイル法律事務所

公式HPはこちら

<取扱業務一覧>

  • 交通事故
  • 債務整理(過払金返還請求の交渉・訴訟、任意整理、自己破産、個人再生)
  • 離婚問題
  • 相続問題
  • 労働問題

など

「少しでも誰かの力になりたい」宮地弁護士の想い。アルタイル法律事務所

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